組合員Aさんは、2024年3月28日に開かれた親会社AGC株式会社の株主総会に株主として出席し、男女差別問題について以下のような意見をしました。

――― 組合員Aさんの発言内容 ―――

現在男女差別で裁判中のAGC子会社、AGCグリーンテック従業員です。AGCグリーンテック社は、AGC100%出資子会社です。AGCグループの憲章では、「人格、個性を尊重し、性別にこだわらず、差別のない働きやすい職場づくりを目指している」と述べています。ところが、AGCグリーンテックの実態は経営方針とあまりにも違います。

私は正社員として働いてまいりました。入社してから男性は総合職、女性は一般職として区分されていました。入社した時は管理室で、実質管理室長がいない時、自分で勉強して業務を全部こなし、約10年以上総合職相当の仕事をして会社に貢献してきましたが、一般職だからといって、福利厚生である社宅制度は認めず、一般職から総合職への転換制度もなく、女性の能力を発揮するのが問われているにも関わらず、一般職に塩漬けされて低い賃金しか支払われていません。

福利厚生で男女差別するのは均等法違反です。賃金でも差別されています。

女性は、もっと働きやすい職場にして活躍したいです。男女差別を是正するよう親会社として子会社にきちんと指導するよう求めます。

――― AGC側の応答内容 ―――

それに対し、AGC側は、「重要な問題としている。」、「男女は差別してはいけない。」、「日本は古い習慣、慣習がある。」、「海外においては男女の差がない。」「日本はまだ残っている。遅れている。是正しなければならない。深く受け止めなければならない。」などと応答したようです。